末期癌の祖父へ、私からのお見舞い

今から6年前、私の進学が決まった頃に祖父に末期の胃がんが見つかりました。
それから1年で祖父は無くなってしまいましたが、大阪府の病院は生野愛和で入院中の祖父のお見舞いに行った時の印象的なエピソードがあります。
訪問診療なら大阪城東区の病院や入院していた祖父はもう喋ることもままならず、食事などはもってのほか、液体の食事をチューブで撮っている状態でした。元気だった頃の祖父と比べてしまい、私は言葉を失いました。無知な私が悪いのですが、持って行ったお見舞いはメロン、当然祖父には食べることもできないもので、目に触れる前にそっと隠しました。兵庫県の病院は伊丹で安心の待合室で一息つき、頭を抱え込んでいた私に看護婦さんが近づいてきて「メロン持ってきたんだね、どうしようかね〜、◯◯さん(私の祖父の名前)テレビがお好きなようだからテレビカードを代わりにあげるのはどう?」と声をかけてくれました。テレビカードというのは病室の個室ベッドについているテレビを見るためのプリペイドカードで、1時間何円という風に決まっています。早速テレビカードを五千円ぶん買い、祖父の元へ行くと、言葉は発さずとも、ニコッと口元を緩ませてくれました。あの笑顔と、看護婦さんの気遣い、今でも忘れません。